戸隠「大昌寺」 鬼女紅葉ゆかりの寺
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鬼女紅葉”・・・過去ブログ「
鬼無里 鬼女もみじ祭り」でも紹介している、戸隠と鬼無里に残る伝説の話です。
今日は紅葉の菩提寺である“
権現山 大昌寺(だいしょうじ)”を訪ねました。
松巌芳祝(しょうがんぼうしゅく)禅師によって慶長年間に曹洞宗の寺として開山されたそうです。
参道の入り口付近には樹齢450年といわれる熊杉が2本並んで立っており、“
鎮守の熊杉”とも呼ばれています。
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鎮守の熊杉”を通り抜け、一本道の参道を歩いて行くと仁王門が現れます。
落ち着いた佇まいの仁王門をくぐり本堂へ。
さっそく中にある“
紅葉狩”の掛け軸を拝見させて頂きました。
松代藩の絵師であった三村養益(みむらようえき)の描いた作品です。
鬼女紅葉を追う平維茂(たいらのこれもち)の姿から紅葉が討伐されるまでの物語が一枚の絵に描かれています。
(掛け軸は10/5〜11/24の間、長野市立博物館で開催中の
特別展「
山村に生きた武将たち~東の真田 西の大日方~」にて展示されています。)
また、本堂には、戦い合った維茂と紅葉が同じ位牌に祀られていたり、境内には“
紅葉慈母観音像”が建てられています。
紅葉が大切に供養され、伝説が今もこの地に生きている事を感じました。
戸隠には、鬼女紅葉にゆかりのある場所がこの他にもいくつかありますので、改めて紹介したいと思います。
また毎年この時期になると戸隠や鬼無里で「
鬼女紅葉祭り」が開催され、紅葉を偲んだ催しが行われます。
詳細については昨日のブログをご覧ください。 → 『
「鬼女紅葉祭り」開催!』
権現山 大昌寺
場所:長野市戸隠栃原3082
電話:026-252-2017
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