2012年04月13日
戸隠の「cafe やまぼうし」でゆったりとした時間を・・・

静かな木立の奥に“凛”と建つ店構え。
ここは14年前に「洋菓子と欧風料理やまぼうし」という名前でレストランをオープン。
数年前に、そのレストランを初代のオーナーシェフ(お父様)から娘の眞弓さんへシェフを引き継ぐ時に「Cafe やまぼうし」として、そのスタイルもメニューもリニューアルしたという。

ここは、「素材にこだわったお店」という評判で、今日は何が頂けるかとても楽しみ

メニューを見ていると、大好きな「キッシュ」があった。
迷わず、
~軽めのお食事~の中から
「季節のキッシュとサラダ、天然酵母パン スープ付」
をオーダーした。
まず最初は、

「イタリア産オーガニックトマトのスープ」
ほどよい酸味とコクを味わっていると、口の中に甘みが広がる。
“とろみ”と“コク”のあるスープはブイヨンベース??かとお聞きすると、ブイヨンではないらしい。
丁寧に炒めた玉ねぎの「甘み」とトマトのペクチンによる「とろみ」と
“もうひとつ”・・・これがポイントで「秘密」。
あとは、ぜひご自分の舌で味わって確かめてください。
最初の「スープ」でこんなワクワク感を味わった次は!

「天然酵母のライ麦パン」

他の天然酵母のパンよりクラストが薄いから、外はパリッ、サクッとしていて、中はもちもち。
美味しさもさることながら、パンの密度が高いので満足度も得られる。
粉は全粒粉を使っているのだろう、ライ麦の素朴な風合いがパンの色に出ている。
こうなるとメインのキッシュに期待が膨らむ


「オーガニック野菜のサラダと菜の花のキッシュ」
まずはサラダから。
産地にこだわって選んだ野菜は甘みだけでなく、そのものの個性もしっかり出ていて美味しい。さらに、戸隠の“清水”で育った「クレソン」が使われているから、爽やかなインパクトがある。
さらに嬉しくなったのは、あまり見かけない「ロマネスク」が入っていたこと。

写真中央の大仏の頭の様な形の野菜。これがロマネスク!ブロッコリーの一種でイタリア原産。
硬さは一般的なブロッコリーよりも硬めで、味も濃いのが特徴。
ビタミンなどの栄養価が高いと言われているので、要チェックかも


そして「菜の花のキッシュ」はと言うと、
「黄色の生地」に「緑」が映えて、見た目にも春らしい。
頂くと、外側のパイ生地がサクサクとしていて、中はふんわりジューシー。
うわぁ~ 美味しい

キッシュの具は季節ごとに変わるので、四季の味を楽しむのがお勧め!
せっかくカフェへお邪魔したのだから・・・
やっぱり最後は、デザート。

デザートも旬を生かして季節ごとに変わる。
この「りんごのタルト」はゴールデンウィークまでしか味わえない。
何となく崩してしまうのが惜しいので、端から食べていると・・・・シェフの眞弓さんが食べ方をレクチャーしてくれた。
「豪快に崩してバニラアイスと一緒にどうぞ」。
レクチャーどおりにいただくとりんごの甘みと酸味にクリーミーさが加わって、違った美味しさが広かる。
同じ「りんごのタルト」でも旬の始まりと終わりでは味わいが違うらしい。
『一冬越した「名残りのもの」は素晴らしいですよ』と眞弓さんは言う。
りんごに限らず、ジャガイモや大根も・・・
素材にこだわるシェフの一端が見える。
「りんごのタルト」
先ほどから、窓越しにオーナー(お父様)の姿が垣間見える。お庭などの春への準備に余念がない。
帰りがけに、オーナーご夫妻ともお会いできた。
お話から伺える、娘への「信頼」を感じて、温かい気持ちと一緒に「やまぼうし」を後にした。
ごちそうさまでした。。
Posted by いいときナビ at 16:14│Comments(0)
│戸隠
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