2012年10月30日
戸隠古道を行く!!その17 「足神さん」
今回ご案内する「足神さん」は「鬼女紅葉(きじょもみじ)」の伝説に登場する「おまん」を祀った祠(ほこら)です。

「鬼女紅葉の伝説」は戸隠と鬼無里に言い伝えられています。


この「おまん」は鬼となった「紅葉」の第一の部下で、35人力とも70人力とも言われる怪力と韋駄天走りの健脚を持っていた女賊として知られていています。
でも本来は、山で薪を取ったり猪を捕るなど男の仕事を男以上にやってのけたので、村の人々に重宝がられたと言われています。
ちょっと余談ですが・・・
<「おまん」の人力ってどの位??調べてみると、昔から1馬力は4人力に相当すると言われているらしい。と言うことは、70人力だとすると、約馬17頭分
どんな人も勝てやしない
>
しかし、「紅葉」が成敗された後、犯した罪に心を痛めた「おまん」は贖罪のため戸隠山勧修院に身を寄せ、6尺ほどの長い髪を切り落として尼僧となり、亡き人々の菩提を弔ったと伝えられています。
その後、神仏の力によって自分が真人間になれたことを感謝して、自ら首を落として自害したということです。そのことを憐れんだ勧修院の住職が同院の西方に墓を作って丁寧に弔ったそうです。
その祠を健脚の「おまん」にちなんで『足神さん』と呼びました。
「おまん」の一生を思うと、どうにも切ない。
歌人たちも、この有名な「鬼女紅葉伝説」の“鬼”を歌人を句にしている。

今では、足に怪我をしたり足を強くしたい時など、ここでお参りするとよくなると言われているので、写真のように「わらじ」が幾つも木に結びつけられていました。
私もこれから「小鳥ヶ池」、「硯石」、「鏡池」まで無事に歩けるようにお願いをして「足神さん」を後にしました。


「鬼女紅葉の伝説」は戸隠と鬼無里に言い伝えられています。


この「おまん」は鬼となった「紅葉」の第一の部下で、35人力とも70人力とも言われる怪力と韋駄天走りの健脚を持っていた女賊として知られていています。
でも本来は、山で薪を取ったり猪を捕るなど男の仕事を男以上にやってのけたので、村の人々に重宝がられたと言われています。
ちょっと余談ですが・・・
<「おまん」の人力ってどの位??調べてみると、昔から1馬力は4人力に相当すると言われているらしい。と言うことは、70人力だとすると、約馬17頭分


しかし、「紅葉」が成敗された後、犯した罪に心を痛めた「おまん」は贖罪のため戸隠山勧修院に身を寄せ、6尺ほどの長い髪を切り落として尼僧となり、亡き人々の菩提を弔ったと伝えられています。
その後、神仏の力によって自分が真人間になれたことを感謝して、自ら首を落として自害したということです。そのことを憐れんだ勧修院の住職が同院の西方に墓を作って丁寧に弔ったそうです。
その祠を健脚の「おまん」にちなんで『足神さん』と呼びました。
「おまん」の一生を思うと、どうにも切ない。
歌人たちも、この有名な「鬼女紅葉伝説」の“鬼”を歌人を句にしている。
鬼の寝た 穴よ朝から 秋の暮れ 一茶
鬼すだく(集く) 戸隠のふもと そばの花 蕪村
鬼すだく(集く) 戸隠のふもと そばの花 蕪村

今では、足に怪我をしたり足を強くしたい時など、ここでお参りするとよくなると言われているので、写真のように「わらじ」が幾つも木に結びつけられていました。
私もこれから「小鳥ヶ池」、「硯石」、「鏡池」まで無事に歩けるようにお願いをして「足神さん」を後にしました。
